ホーム > 最新情報 > 【開催報告】第3回「グローバル法曹の仕事を知るための講演会」

最新情報

【開催報告】第3回「グローバル法曹の仕事を知るための講演会」

2013.06.26

 
 6
19日、第3回グローバル法曹の仕事を知るための講演会が開催されました。講師は若林美奈子弁護士(オリック・へリントン・アンド・サトクリフLLP 東京オフィス)で、「再生可能エネルギープロジェクトから見えてきた世界」というテーマでお話しいただきました。検事時代にご担当された事件がきっかけでエネルギー問題に関心を持たれた若林先生は、再生可能エネルギーにかかわるクロス・ボーダーのプロジェクト・ファイナンス案件を手がけられており、弁護士として具体的にどのような仕事を行っているのか、について詳しくご説明を頂きました。グローバル法曹の具体的な活躍場面を知ることのできる大変興味深い講演会となりました。               

(グローバル化対応検討委員会)

P1001329.JPGのサムネイル画像

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【講演「再生可能エネルギープロジェクトから見えてきた世界」の感想】
                                                                                       慶應義塾大学法科大学院3年 林花菜

 「国境を超えて社会に貢献できる仕事がしたいけれども、日本で弁護士資格をとるだけでは日本の法律の専門家でしかないのだから、大して大きな仕事はできないだろう」と考えている学生は少なからず存在するでしょう。
 私もそのように考えている学生の一人でした。幼い頃から環境問題に関心を持っていた私は、高校生の頃には、日本国内にとどまらず世界中で人間と自然のよりよい関係を構築するお手伝いをしたいと考えていましたが、最近では日本国内で環境に関する仕事ができれば十分ではないかと諦め半分でした。
 しかし、今回のご講演者であった若林先生が弁護士として活動されている世界が想像以上に広く、私の既成概念は全く一転しました。
 若林先生は、外資系法律事務所に所属され、海外オフィスの弁護士や現地の弁護士と連携して世界中の再生可能エネルギープロジェクトを実現してこられたということでした。
  ご講演を拝聴して、先生が弁護士として、着実に世界レベルで再生可能エネルギーの発展と脱原発に貢献されていることを実感しただけでなく、先生が検察官時代、東海村JCO臨海事故の捜査をされた経験から生まれた問題意識を存分に活かし、プロジェクトの実現という形でご自身の正義を実現されていることに何より感銘を受けました。
 ご講演中の、先生の活き活きとした話調と、きらきらとした瞳が今でも忘れられません。弁護士が、国際的なプロジェクトチームの一員として活躍することで、世界を変えることができるということを知り、私は自分の将来につき新たなビジョンを描き始めています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【説明会】ゆうちょ銀行 2014年総合職...main慶應LS開催 中央省庁合同業務説明会のご...