法律知識の深化をベースに、少人数で行なわれる演習科目を展開。
多彩な選択科目により実践的な能力を高めます。
慶應義塾大学法務研究科法曹養成専攻(法科大学院)のカリキュラムは、司法試験の合格に必要な法律知識の修得を前提に、さらにそれを先端分野にまで応用できる柔軟な考察力を鍛えることを目的として組まれています。
必 修 科 目 |
法律基本科目 | ■標準型1年次(法学未修者) | |
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法律基本科目 | 法律実務基礎科目 | ■標準型2・3年次(法学未修者) ■短縮型2・3年次(法学既修者) |
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選 択 科 目 |
基礎法学・隣接科目 | ■標準型1・2・3年次(法学未修者) ■短縮型2・3年次(法学既修者) |
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展開・先端科目 |
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法律実務基礎科目(選択) |
■ 標準型1年次 | 法学未修者が履修する標準型1年次のカリキュラムにおいては、法律基本科目につき集中的な基礎教育を行います。40人程度にクラス分けし、講義形式を基本としつつも、双方向的手法を用いながら、能動的・創造的能力としての法的思考力を鍛錬します。 2011年度からは、1年次のカリキュラムの単位数を5単位増加させて、基礎知識の学習に十分な時間を確保し、また演習問題を考えながら、法的思考能力を身に付けられるようにしています。 |
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■ 標準型2年次 | 標準型2年次では、「総合」科目を中心とする法律基本科目によって基礎的学識を深化させ、応用的な法的思考力を磨きます。「総合」科目は、 40 人程度にクラス分けし、演習形式で行います。また、法律実務基礎科目の履修も始まり、実務教育への導入をはかります。さらに、ワークショップ・プログラムをはじめとする多彩かつ豊富な選択科目によって、国際性、学際性、先端性を備えた法律家としての学識を涵養します。選択科目では、必修科目以上に、少人数かつインテンシブな授業が行われます。 |
■ 標準型3年次 | 標準型3年次では、法科大学院教育の総仕上げとして、公法、民事法、刑事法を構成する各法分野を統合した「総合」科目を履修します。 分析(analysis)と統合(synthesis)の繰り返しによって、それぞれの法分野についての学識と法的思考力を陶冶します。また、法律実務基礎科目においては、訴訟手続きの流れに沿った実務演習を行い(模擬裁判を含む)、それぞれの立場の法律家が担っている役割を体験的に学習するとともに、実務家としての基礎的素養を身につけます。さらに、2年次に引き続き、多彩かつ豊富な選択科目を履修することによって、各人の専門性により一層の磨きをかけます。 |