この度、法務研究科では、カナダよりジャン・ルイ・ボードワン(Jean-Louis BAUDOUIN)氏を招聘し、下記のとおり、講演会を開催します。ボードワン氏は、モントリオール大学法学部の教授(民法)を経て、現在は、ケベック控訴院で裁判官としてご活躍されています。また長らくケベック民法典改正委員会の委員長として法改正に取り組んで来られました。
今回の講演会では、フランス民法典を継受したケベック法が、コモンローの要素を取り入れ、新たな法体系を確立した経緯を踏まえて、「経済発展と法典化」という視角からお話しをしていただきます。
近年、わが国においても民法(債権法)の改正論議が本格化してきましたが、より広く、グローバリゼーションの流れの中、新たな法システムのあり方を模索する我々にとって大変興味深いご講演になると期待されます。
近い将来、法の担い手となる法務研究科在学生の皆さんには、ぜひ聴講をお勧めします。奮ってご参加ください。
演題:「経済発展と法典化」(仏語)(通訳:平野裕之教授・金山直樹教授)
日時:2008年9月26日(金)15時30分~(18時までの予定)
場所:慶應義塾大学三田キャンパス南館B4階ディスタンス・ラーニング室
以上
法務研究科(法科大学院)教授
片山直也
法務研究科(法科大学院)教授
片山直也