平成30年(2018年)9月に実施を予定している慶應義塾大学大学院法務研究科法曹養成専攻(法科大学院)法学既修者コース入学試験論述式試験「民法」においては、試験実施時に平成29年改正民法(※)が施行されていなくても、教育上の配慮から、平成29年改正民法に基づいた出題を行うこととします。出題に際しては、細かな知識ではなく、民法の基本的な考え方を問うことに留意します。
ただし、受験生のうちの一定の範囲の者が、学部において主として改正前民法(※)に基づいて民法を学んできたことに配慮して、改正前民法またはその考え方に基づいた解答も認め、不利に扱わないこととします。
なお、試験において配布する六法には、平成29年改正民法および改正前民法の両方を収録する予定です。
※平成29年6月2日に公布された「民法の一部を改正する法律(平成29 年法律第44 号)」により改正された民法を「平成29年改正民法」、改正前の民法を「改正前民法」と呼びます。