国連アジア極東犯罪防止研修所訪問
~刑事司法の発展のための国際的協力の現場体験~
1 日時 平成22年9月27日(月)午後1時ころ~
2 場所 国連アジア極東犯罪防止研修所 東京都府中市晴見町1丁目26番地
3 内容
国連アジア極東犯罪防止研修所(通称「アジ研」)において現 在開催されているセミナーの一部を見学するとともに,各国から 参加している研修員(刑事司法関係者)らとの懇談等を通じて, 検事が働く職場の一つである我が国における刑事司法の発展の ための国際的協力の現場を体験してもらいます。
セミナーのテーマは「犯罪収益の剥奪-特定,没収,返還及び マネーローンダリング対策」(開催期間 8/25~10/1)で,そのう ち東京大学法科大学院千田恵介教授(法務省派遣検事)の講義を 見学し,その後,教官,研修員らとの懇談会を行います。
4 対象者 5名 在学生(2,3年生)及び修了生 他に東大,一橋,早大から参加者があります。
※ 懇談会参加は必須です(会費 2000 円程度)。参加者は夜までを予定しておいて下さい。
※ 講義,懇談会での使用言語は英語ですので,日常会話程度の英語力を必要とします。
※ 参加可能人数に限りがありますので,応募者多数の場合は抽選で決めさせて頂きます。
【国連アジア極東犯罪防止研修所】
国連アジア極東犯罪防止研修所(略称「アジ研」又は「UNAFEI(ユナ フェイ)」)は,国際連合と日本国政府との協定に基づき,アジア・太平洋 地域を中心とした国々の刑事司法行政の健全な発展と相互協力の促進を 目的として,昭和 36 年に設立された国連の地域研修所です。
犯罪防止・刑事司法関係の実務家を招へいして研修やセミナーを実施す る活動を中心に,海外においても刑事司法の改善を目的とした技術協力事 業や犯罪防止,犯罪者処遇に関する調査研究を積極的に行うなど,幅広い 活動を行っています。アジ研の事業は,政府開発援助(ODA)の一環とし て全額日本国政府が費用を負担して実施しています。
アジ研は,日本国政府と国連との協定に基づき,法務省が人的にも財政 的にも全面的に運営を任されており(昭和 45 年以降),検事が同研修所の 所長に任命され,裁判官,検事,矯正保護職員の経験を有する教官と事務 職員が,独立行政法人国際協力機構(JICA)を始めとする関係機関・団体 の協力を得ながら各種事業の企画・実施などに当たっています。
【千田恵介 氏】
東大法卒 昭和62年検事任官 東京地検,千葉地検等での勤務の外,国連ウィーン事務所犯罪防止刑事司 法部,法務省刑事局付,欧州共同体日本政府代表部一等書記官,大分地検 次席検事,アジ研次長,国連薬物犯罪事務所 (UNODC) 東アジア・太平 洋地域センター上級法律専門家等を経て,現在,東京大学法科大学院教授(法務省派遣検事)。
http://www.j.u-tokyo.ac.jp/about/professors/profile/senta_k.html