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法科大学院 概要

研究科委員長メッセージ

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〔法務研究科委員長〕

北居 功 きたい いさお

■時代に挑む法務研究科の理念

今や、生起する紛争事例は分野を跨ぎ、進展する社会問題は既知を超え、拡張する経済活動は国境を問わない時代が到来しています。このような時代であるからこそ、新たな諸問題に対して、我々は怯むことなく、むしろ積極的に挑まなければなりません。慶應義塾大学大学院法務研究科が、学際性、先端性、国際性を標榜し、理念として掲げているのは、まさに現代という時代の多様で複雑で新規な諸要請に立ち向かい、新たな地平に挑戦するためなのです。

■法曹養成教育の成果

慶應義塾大学大学院法務研究科は、平成16(2004)年4月に開設して以来、法曹教育専門機関として、自他共に認める法曹養成教育の実績を着実に積み上げてきています。すでに司法試験に合格して実務法曹として活躍する修了生が2000名に達しようとしています。この数字に明らかなとおり、そもそも法曹養成教育を担うべく創設された塾法科大学院は、その担うべき本来的な任務を着実に果たしつつも、さらに、現代という時代が求める複雑多岐な諸要請に対応できる法曹をこそ養成すべく、高度な水準を維持し、多様な分野に渉る専門教育を実施しています。

■職域拡大への貢献

この本来の法曹養成教育と同時に、塾法科大学院は、裁判官、検察官および弁護士のいわゆる法曹三者の養成教育にとどまることなく、その多くの修了生を、企業人や公務員として輩出することで、法学知識を有する専門人が活躍できる職域を拡大することにも大きく貢献してきたと自負しています。法科大学院における法学専門教育の実績は、社会からも高い評価を受けているからこそ、法曹資格取得の有無にかかわらず、企業法務へと進む修了生は数多く、また、公務員として公に奉仕する修了生も増加しています。

■グローバル法務専攻(LL.M.)の創設

さらに、慶應義塾大学大学院法務研究科は、平成29(2017)年4月、新たに、1年間の英語による法学専門教育を履修することで法務修士号を取得できる、グローバル法務専攻を創設しました。この課程は、グローバルに活躍しようする意欲ある人たちに向けて、広い意味での法曹育成教育の道を開いています。この日本版LLMは、短期間の英語での法学教育を通じて、海外研修を希望する弁護士や企業人に向けた国際的な視野からの教育はもちろん、たとえば、国際機関や法整備支援の分野でのニーズに対応する教育も、また今後は、国際商事仲裁等の分野で活躍できる教育も含めて、広く国際的な場で活躍できる人材の育成を目指しています。

■共に挑もう!

このように、慶應義塾大学大学院法務研究科は、法学分野での専門職大学院教育が担うべき新たな地平を、常に先んじて開拓しているのです。法律学という専門知識といういわば「技」の習得教育を通じて、常に時代に挑戦する気概を持ち、実際に時代を先導できる「人」を鍛錬研磨することこそ、慶應義塾大学大学院法務研究科の目的であり、使命です。我々と一緒に時代に挑む気概を持つ諸君こそが、慶應義塾大学大学院法務研究科に入学されんことを切に望んでいます。

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