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法科大学院 概要

研究科委員長メッセージ

新しい時代を切り拓く法曹を目指して。慶應義塾大学法科大学院は、21世紀における法化社会の先導者を養成します。

2004年4月、「理論と実務の架橋」を理念に、法科大学院を中核とする新たな法曹養成システムが始動しました。この法科大学院の理念は、「実学」という慶應義塾の精神にまさしく合致したものです。その中にあって、塾法科大学院は、さらに「国際性、学際性、先端性」という3つのより高次の理念のもと、21世紀の法化社会に求められる幅広い人材の育成を目指してきました。すでに1300名を超える修了生が、司法試験に合格し、将来を嘱望される法曹として活躍しています。

■プロフェッショナルとしての法曹

慶應義塾大学法科大学院は、まずは、「プロフェッショナル」としての法曹の育成を目指します。プロフェッショナルに求められるものは「厳しさ」と「倫理」です。法曹は、まずは、ベーシックな能力(基本的な法的知識と法的思考能力)をしっかりと身につけ、「事実(紛争)」に真摯に向かい合わなければなりません。その上で「厳しさ」と「倫理」を通して、クライアントや法曹三者、ひいては国民の「信頼」を獲得することが必要です。これは法曹を目指す者の生涯に亘る課題ですが、塾法科大学院では、法律基本科目・法律実務基礎科目群において、重層的に、徹底してプリンシプルを指導します。

■エリートとしての法曹

塾法科大学院は、さらに、21世紀の法化社会を先導する「エリート」としての法曹の養成を目指しています。(言葉の真の意味における)「エリート」とは、自ら考え抜き、自らを高めつつ、社会に対して新たな価値を提示しようとする者です。多様化し、激変する21世紀の社会において、我々が法曹として紛争に直面するとき、予め答えが与えられていることなど皆無であるといってよいでしょう。そこで求められる法曹の能力とは、①社会の絶えず変化するニーズを的確に掴み取る力、次いで、②それらの諸々のニーズを法の理念(正義や公平)に照らして整序した上で、法を適用し、さらには立法上、法解釈上、法政策上の具体的な提言に結びつける力です。揺らぐことのない基本をしっかりと身につけた上で、「社会」と「法」のダイナミズムを受け止める力量が問われます。塾法科大学院の100を超える選択科目(基礎法学・隣接科目、展開・先端科目)群は、偶有性の時代への処方箋を提供することでしょう。

■フォーラムとしての法科大学院

「エリート」の養成は、「エリート」によって行われます。塾法科大学院の教員は皆、各界を代表する第一人者です。さらに、塾には「半学半教」という良き伝統があり、塾法科大学院においても、同じ志を持った先輩による後輩の指導が熱心に行われています。すでに、塾法科大学院の創生期の優秀な50名を超える修了生が、後輩である院生の指導を始めています。さらに、塾法科大学院で学ぶことの最大のメリットは、良きライバルでありかつ信頼し合える法曹としての仲間を得ることにあるかも知れません。換言すれば、塾法科大学院は、(言葉の真の意味における)「エリート」が集う「フォーラム」です。 2014年4月、塾法科大学院は、この10年間の成果を引き継ぎ、さらに法曹継続教育、法曹職域拡大、グローバル化対応など、「フォーラムとしての法科大学院」として次のステップにチャレンジしたいと考えています。 塾法科大学院の目的は、「技」を学ぶことを通して、「人」を磨くことにあります。塾法科大学院とともに、「エリート」たらんと欲する高い志をもった諸君の入学を希望しています。

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